映画通信シネマッシモ


映画通信シネマッシモは、2018年4月をもって、終了しました。

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赤塚不二夫

天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬

天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬 ~ Blu-ray豪華版
「天才バカボン」と「フランダースの犬」がコラボした長編劇場版アニメ「天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬」。憎しみと馬鹿が戦うとこうなるのだ!

明るいバカボン、自由人のパパ、優しいママ、天才赤ちゃんのハジメちゃんのバカボン一家は、東京の片隅で楽しく暮らしている。そんな一家に悪の秘密結社・インテリペリが接近。世界征服のためのデータを完成させるにはバカボンのパパの本名が必要だが、結社が送り込んだスパイたちは、パパに翻弄されるばかりで一向に本名を聞きだせない。インテリペリの総帥・ダンテは、バカボン一家のもとに、地獄に落ちた「フランダースの犬」の主人公ネロとパトラッシュを送り込むが…。

本作は、シュールな笑いで人気の「天才バカボン」初の長編劇場版アニメーション。ギャグ漫画家・赤塚不二夫の生誕80周年記念と没後7回忌を追悼する作品である。記念すべき本作に参戦するのは、悲しすぎる名作として有名な「フランダースの犬」のネロとパトラッシュだ。自分たちを死に追いやった人間たちに強い恨みを抱き、天国に召される前に天使たちの手を振り払って、地獄へと落ちたという設定が妙にリアルである。お話はシュールにしてバカバカしいのだが、憎しみと邪悪に立ち向かうには、太陽を西から登らせようと本気で奮闘する徹底した非常識しかないのだ。作画を手がけるのは「秘密結社 鷹の爪」シリーズを手掛けるFROGMAN。のっぺりとしたフラッシュアニメは、CGや3Dアニメ全盛の昨今では、まるで紙芝居を見ているようで、逆に新鮮だ。バカボンのパパのナンセンスギャグには、このアナログ感覚がピッタリくる。悪の限りを尽くすネロとパトラッシュを懸命に説得するのは、人を疑うことを知らないバカボン。さらに未曾有の戦いを勝利に導くのは、バカボンのパパの宇宙的規模のバカっぷり。パパの本名の秘密とその顛末もまた人をくっている。つまりこの映画は、ナンセンスでアナーキーなギャグを得意とした赤塚不二夫への最大限の敬意の表れ。これでいいのだ!
【50点】
(原題「天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬」)
(日本/FROGMAN監督/(声)FROGMAN、瀧本美織、濱田岳、他)
(ナンセンス度:★★★★★)
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天才バカヴォン〜蘇るフランダースの犬〜@ぴあ映画生活

映画 ひみつのアッコちゃん

映画 ひみつのアッコちゃん(本編BD1枚+特典DVD1枚) [Blu-ray]映画 ひみつのアッコちゃん(本編BD1枚+特典DVD1枚) [Blu-ray]
赤塚不二夫の国民的マンガを実写映画化した「映画 ひみつのアッコちゃん」。綾瀬はるかのコスプレがなんとも楽しい。

10歳の小学生・加賀見あつ子、通称アッコちゃんは、ある日、鏡の精から魔法のコンパクトをもらう。テクマクマヤコン…と呪文をとなえるとどんな人にも変身できるそのコンパクトで、アッコは22歳の大学生に大変身。偶然出会った、大手化粧品会社の社員・早瀬尚人に気に入られ、企画開発室でバイトすることになる。大人の世界を満喫するアッコだが、その会社は実は買収の危機にさらされていた。見た目は大人でも心は小学生のアッコは、子供らしいアイデアとコンパクトの魔法で、淡い恋心を抱く尚人と、会社を助けようと奮闘するのだが…。

原作は、故・赤塚不二夫が1960年代に少女マンガ誌で連載した名作漫画。いつの時代にも乙女心を刺激する変身願望と、今や不動の人気ジャンル“魔法少女”ものの原点ともいえるアイデアは、常に人々を魅了してきた。過去にもTVアニメ化はされたが、今回は誕生50周年ということで、まさかの実写映画化である。綾瀬はるかと岡田将生という美男美女を得たものの、基本的にはキワモノすれすれのこのお話、ポップでカラフルな映像と徹底した明るさで、スラップスティック・コメディ路線で楽しむのが良さそうだ。アッコちゃんは、最初は大好きなおしゃれやメイクのし放題で「大人ってサイコー!」とはしゃぐが、やがて真の大人に必要なのは、責任感と努力で、仕事とは地道な作業の積み重ねだということを理解していくから、なかなかまっとうな筋である。企業買収の裏側にある陰謀を、子供らしい“正論”で論破するあたりなど、正しい行いとは?と、思わず襟を正したくなるはずだ。まぁ、そんな真面目なテーマはさておき、綾瀬はるか演じるアッコちゃんの変身ぶりが実に楽しい。似合うか似合わないかは問題外のコスプレと、さまざまな人の内面にアッコちゃんがいる楽しさ。演じるベテラン俳優たちも、小学生になりきってコミカルな名演技を披露する。10歳のヒロインが大人の世界に紛れ込むことで、社会というのも所詮は子供の世界の延長線上にあることを教えられた。モラルや正直な生き方など、大人は言いたくても言えないときがあるが、それを真正面から言ってくれるのがアッコちゃんだ。映画では人気のジャンルで、人の中身が入れ替わる“入れ替わりもの”のパワーの源は、願うということなのかもしれない。
【50点】
(原題「映画 ひみつのアッコちゃん」)
(日本/川村奏祐監督/綾瀬はるか、岡田将生、香川照之、他)
(キュート度:★★★★☆)
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映画 ひみつのアッコちゃん@ぴあ映画生活

これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫

これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫 スタンダード版 [DVD]これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫 スタンダード版 [DVD]
“本物のバカになる”ことは一種の才能。天才ギャグ漫画家の赤塚不二夫と担当編集者の破天荒な日々は、ギャグに真剣に取り組むことと実生活の両立のバランスを見極める日々だった。

小学館に入社した生真面目な初美は、大好きな少女マンガではなく「少年サンデー」に配属され、人気絶頂のギャグ漫画「おそ松くん」の作者・赤塚不二夫の担当になる。赤塚の強烈な手ほどきのもと、徐々に“バカ”の才能を開花させる初美。だがそんな時、赤塚がライバル出版社に「天才バカボン」の連載を始め、人気が爆発してしまう…。

原作は赤塚不二夫の編集担当者として35年の親交があった武居俊樹氏の著書「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」。映画は、性別を女性に変更して堀北真希を配し、華やかさを演出している。バレリーナやセーラー服など、コスプレで熱演するのは、国際派俳優の浅野忠信。意表を突くキャスティングがまず見所だ。昭和を熱狂させたギャグ漫画の生みの親は、マザコンで社会性には欠けるのだが、心身ともに命懸けでバカになることで作品を生みだしていく情熱はやはり凡人ではない。初美がバカになる才能を発揮するのが酒の力を借りるという設定が少々安易なのが不満だが、赤塚の漫画同様にドタバタを描きながら、裏側にはシビアな現実が透けて見えるところが興味深いところだ。思ったほど笑えないのだが、それがこの作品の持ち味。何しろ悲劇と喜劇は表裏一体なのだから。
【55点】
(原題「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」)
(日本/佐藤英明監督/浅野忠信、堀北真希、阿部力、他)
(コスプレ度:★★★★☆)
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