映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


【本音で語る新作映画レビュー】
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◎ 今週の気になる映画 ◎
「フィフティ・シェイズ・ダーカー」「ハクソー・リッジ」「結婚」「ありがとう、トニ・エルドマン」etc.

S・S・ラージャマウリ

バーフバリ 伝説誕生

Baahubali (Malayalam) DVD by Rana, Ramya Krishnan, Kichaa Sudeep, Sathyaraj Prabhas
無数の兵士から滝へと追い詰められた老女が自分の命とひきかえに守った赤ん坊は、滝の下に住む村人に救われる。シヴドゥと名付けられ、たくましい青年に成長した彼は、外の世界に憧れ、巨大な滝を上るが、そこで運命的に出会った美貌の女戦士アヴァンティカに恋をする。彼女の一族が暴君バラーラデーヴァが君臨する王国と戦い続けていることを知ったシヴドゥは、戦士となって王国に乗り込むが、そこには王国に25年もの間囚われている実の母がいた。そして自分こそがこの国の王子バーフバリであることを知る…。

インドの伝説の戦士バーフバリの活躍を描くスペクタクル・アクション「バーフバリ 伝説誕生」。インド映画の興収記録を塗り替えたという評判のエンタテインメントは、ハエを主人公にした快作「マッキー」のS・S・ラージャマウリ監督によるアクション大作だ。数奇な運命に導かれた孤児が、実は自分は王子だと知り、蛮族に略奪された王国を取り戻すため、戦いに身を投じるというのが大筋。堂々のR15指定作品なので、首や腕が飛び、血しぶきが舞うなど、戦闘シーンはかなり激しい。セピア色のトーンの画面は、旧約聖書のモーゼを描いた「エクソダス:神と王」や、ギリシャ神話を題材にした「インモータルズ」を思い起こさせるものだ。神話的世界観の英雄伝説を描くのに、CGやスローモーションを多用して、迫力と荘厳さを演出している。だが、そこはやはりインド映画。突如、極彩色の画面に切り替わり、歌とダンスが挿入されたり、コミカルなシーンがひょっこり現れるなど、インド映画らしさをきっちりと踏襲しているのが嬉しい。主人公が一人二役を演じるのもお約束だ。バーフバリは、ヒーローとして覚醒したら、勧善懲悪に向かって迷いなしのフルスロットル。ハリウッドのアメコミ・ヒーローのように、うじうじ悩んだりしないのが潔い。そしてもちろん美女とのロマンスも。ヒロイン役のタマンナーは“ミルク・ビューティー”と呼ばれる人気女優で、ナチュラルな美貌が売りの美女だ。天女が舞い踊るシーンは、まるで夢のような異世界へと誘ってくれる。それにしてもこの波乱万丈、荒唐無稽な物語が“たったの2時間18分”とは、インド映画も随分と洗練されたものだ。昔だったらゆうに4時間はかかるシロモノである。ちなみに本作は本国インドでの大ヒットをうけて続編も待機中(ただし、現時点では続編の日本公開は未定)。英雄伝説は止まらない。
【60点】
(原題「BAAHUBALI: THE BEGINNING」)
(インド/S・S・ラージャマウリ監督/プラバース、ラーナー・ダッグバーティ、タマンナー、他)
(スケール度:★★★★☆)
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マッキー

マッキ― [DVD]
ハエに生まれ変わった青年が愛する彼女を守りながら自分の命を奪った男に復讐するアクション・コメディ「マッキー」。ハエが言葉を話さない設定が面白さの秘訣だ。

陽気で純情な青年ジャニは、向かいに住む美女ビンドゥに夢中。彼女もまたジャニのことが気になっていたが、つれない態度でじらしている。そんな時、女好きの建設会社社長のスディープがビンドゥの美貌に目を留める。マフィアの顔も持つスディープは、ビンドゥが自分になびかないことに腹を立て、ジャニの命を奪う。死んだ彼はハエに転生。小さな体で、ビンドゥを守り、スディープに復讐することを誓うのだが…。

近年のインド映画ではヒンディー語の映画が人気だが、本作はテルグ語映画。大ヒット作「ロボット」を超えるとの評判通り、アイデアが抜群に面白い。マッキーとはハエのことだ。序盤はインド映画特有の歌とダンスで楽しいムードだが、悪徳社長にあっさりと殺された青年ジャニは、なぜかハエに生まれ変わる。よりにもよってハエなのか?!という感じだが、この可愛くも何ともない生物がその小さな体を活かして、巨大な人間に立ち向かう様が痛快だ。CGで作られたハエは、砂や水を使って文字を書いてメッセージを伝えたり、復讐のために筋トレで体を鍛え、けなげな身振りで愛情を表現するなど、大活躍。もちろんハエの動きを組み込んだダンスシーンだってある。何よりハエが言葉を話さないという設定のおかげで、動きに工夫とキレがあって、見ていて飽きないのだ。実はジャニを愛していたビンドゥが、彼がハエに生まれ変わったことをサラッと信じた後は、スディープへの復讐に俄然協力するなど、展開もスピーディ。ビンドゥは民族衣装のサリーの装飾品やアクセサリーなど小さいものを作るマイクロ・アートの達人で、その技を活かしてハエのジャニにマスクや武器を作るなど、アイデアも冴えている。人間対ハエのバトルは想像以上にすさまじく、ガラスや針が突き刺さって流血したり、銃撃戦や爆発まであって、かなり血生臭いのだが、何しろハエ相手の戦いなので、残酷シーンもどこかユーモラスなのだ。荒唐無稽な設定だが、インド映画ならではのてんこもりのサービス精神で、愛と復讐、ミュージカルとアクションをたっぷり楽しませてくれる快作だ。
【70点】
(原題「EEGA」)
(インド/S・S・ラージャマウリ監督/スディープ、サマンサ・プラブー、ナニ、他)
(アイデア度:★★★★☆)
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◆ペンネーム:渡まち子
◆映画ライター、映画評論家
◆こんなお仕事やってます:
新聞、雑誌、インターネットで、映画評、映画コラム、DVD紹介などを執筆。他にも、映画コメンテーターとしてラジオ出演、大学での公開講座や企業主催の映画セミナーなど、映画に関する幅広い仕事をこなしながら活動中です。
◆青山学院文学部史学科卒業。西洋史が専攻で、卒業論文はベネチア史。学んだことを生きている間に有効に活かせるのだろうか…と、かなり心配。
◆エトセトラ:
古今東西の映画をこよなく愛す、自他ともに認めるシネフィル(映画狂)です。時に苦言を呈すこともあるその映画批評の基本は、映画へのあふれる愛情と自負しています。どんなダメ映画でも必ずひとつはあるイイところを発見するのが得意技。大のサッカー好きで、欧州リーグからJリーグまでTPOに合わせて楽しんでます。
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