映画通信シネマッシモ


【本音で語る新作映画レビュー】
シネマッシモでは、映画レビューはネタバレなしのヒントあり。映画を見る前と見た後と、2度読んで楽しめます。
映画評サイトもこのブログで4代目になりました。すべての映画好きを歓迎します!
(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

X-MEN

X-MEN:アポカリプス

X-MEN:アポカリプス 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]
紀元前3600年、文明が誕生する前から神として君臨していた、ミュータントの始祖でもあるアポカリプスは、裏切りにあい、古代エジプトのピラミッドの中に封印される。しかし1983年、アポカリプスは長い眠りから目覚めた。人間と文明が堕落したと判断したアポカリプスは、新しい秩序をもたらそうと、マグニートーら4人のミュータントを“黙示録の四騎士”として従えて世界の破壊に乗り出す。プロフェッサーXやミスティークの率いる若きX-MENは、その流れを危険視しアポカリプスの計画を阻止しようと立ち向かうが、強大な力を持つアポカリプスに、プロフェッサーXが連れされられてしまう…。

世界最古にして最強のミュータントとの死闘を描く「X-MEN:アポカリプス」。この大人気アメコミシリーズは、過去に遡ったエピソードが多いのだが、第6作となる本作では、X-MEN誕生の瞬間を描いているので、シリーズを見続けてきたファンには非常に興味深い内容に仕上がっている。監督が第1作を手掛けたブライアン・シンガーなので、キャラクターへの深い愛情が感じられるのだ。特に、金属を操るマグニートーの悲痛な過去、ジーンの覚醒のプロセスは、原点を知る意味でも重要なエピソードだ。ついでに言うと、なぜプロフェッサーXがスキンヘッドなのかの理由も明かされる。オスカー・アイザックが演じるアポカリプスは、神と崇められた最強のミュータント。大仰な立ち居振る舞いとせりふで本作に重厚感を与えている。何よりも最先端のVFXを使ったド迫力のビジュアルは必見だ。近頃のCG満載のアクション映画の特撮を見慣れている目にも、「X-MEN」シリーズのそれは単なる破壊ではなく非常に洗練されていて、感心する。ミュータントたちの死闘と世界崩壊の造形はそれぞれの特殊能力を活かしたもので、一瞬も目が離せない。音速を超えるスピードで動くクイックシルバーがゆっくりと学園の危機を救う様はコミカルかつスタイリッシュで大きな見所だが、実は彼は、ある重要キャラクターの息子。本作ではそのことがほとんど活きてなかったが、今後どう展開するかが楽しみだ。
【75点】
(原題「X-MEN:APOCALYPSE」)
(アメリカ/ブライアン・シンガー監督/ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、他)
(原点回帰度:★★★★☆)
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X-MEN フューチャー&パスト

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未来と過去を舞台にX-MENたちの生存をかけた戦いを描くSFアクション「X-MEN フューチャー&パスト」。タイムトラベルもののタブーをこうまで堂々と破ってくるとは!

2023年。史上最強のバイオメカニカル・ロボット“センチネル”によって地球は破滅の危機を迎えていた。プロフェッサーXとマグニートは共闘し、1973年にウルヴァリンの“魂”を送り込むことで、未来に起こる危機の根源を絶とうする。タイムトラベルのダメージに耐え、50年前の自分の肉体に宿り、センチネル・プログラムの開発を阻止しようとするウルヴァリンだったが…。

マーベル・コミックの人気シリーズの最新作は、久し振りにブライアン・シンガーが監督を務める。ド派手なCGとアクションに目を奪われるこのシリーズのキモは、実はマイノリティの孤独と虐げられた者たちの怒り、そして自らの存在意義という実に悶々とした人間(ミュータントだが…)ドラマなのだ。本作では宿敵であるプロフェッサーXとマグニートが手を組むほどの危機が起こり、それを阻止するためにはミスティークことレイヴンのある行動を食い止める必要があるというサスペンスフルな設定である。ここで、治癒能力があるウルヴァリンが危険なタイムトラベルに挑むことになるが、過去にいる仲間たちとのやりとりは中々楽しい。なんといってもクイックシルバーの活躍が嬉しくなるが、過去と未来のプロフェッサーX(チャールズ)とマグニート(エリック)2人の複雑な関係性も興味深い。時は70年代でJFK暗殺やベトナム戦争の話題がチラリと出てくるが、せっかく過去に来たというのに、それらは深く語られず、時空を旅したウルヴァリンも実はさして活躍しないという、ある意味、意外な展開が待つ。何しろ、過去と未来のX-MENたちがオールスターよろしく総出演するので、どうしても駆け足になってしまうのだ。そもそもタイムトラベルもののお約束では「過去は変えてはいけない!」とあるのに、それを堂々と破ってくるのは、特殊能力を持つX-MENだからこそだろうか。こうなってくると、次回作の方向性が気になる。これが許されるのなら何でもアリなのだから。ともあれX-MENファンには見逃せない最新作であることは間違いない。
【65点】
(原題「X-MEN:DAYS OF FUTURE PAST」)
(アメリカ/ブライアン・シンガー監督/ヒュー・ジャックマン、ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、他)
(サスペンス度:★★★★☆)
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション

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人気SFシリーズ「X-MEN」の起源をひも解く物語は、非常に内容が濃く満足感が味わえる。超絶アクションでありながら、同時に心を打つドラマ性も兼ね備えた秀作だ。

国際情勢が緊迫する1960年代。強力な精神遠隔感応(テレパシー)を持つ青年チャールズは、金属を自在に操る磁力念動を持つ青年エリックと出会う。友情を育んだ二人は、世界各地のミュータントを探して仲間に迎え入れていく。一方で、元ナチスの科学者でエリックの母親を殺したショウが、邪悪なミュータント集団を結成、恐ろしい計画を実行に移していた…。

恐れられ蔑まれたミュータントの深い傷やコンプレックスが、強大なパワーとなって炸裂した結果、怒涛のアクションへとつながるというアイロニカルな展開がこのシリーズの最も味わい深いところ。さらには、異形のものを認めない人間の狭量がミュータントを分裂させていく悲劇は、歴史とも深くリンクしていて考えさせられる。「イージー・ライダー」の中に「人は、個人の自由には賛成するが、自由な個人の存在を怖がる」とのセリフがある。それはそのままミュータントが信じられず排除しようとする本作の人間たちの姿に重なって見える。

後にプロフェッサーXとなるチャールズと、マグニートーになるエリックは、まるでコインの表と裏のよう。名門出身のチャールズは、人の心を読むことでその悲しみや痛みを知り、人類との戦いを避けようとする。一方、ナチスから母を殺され復讐だけを支えに生き抜いてきたエリックは、人間を支配する武器を操り力を誇示する能力を持っていた。人類から迫害されるミュータントを救うという目的は同じでも、道がまったく違ってしまったのは、出自の違いと共に、授かった能力の差異でもあった。時代背景に米ソ冷戦やキューバ危機という史実を違和感なくからませたストーリーが見事で、一瞬も飽きさせない。同時に、後の三部作に登場する魅力的なキャラクターたちの誕生秘話もしっかり描いていて、あのウルヴァリンもチラリと顔を見せてくれるから嬉しい。プロフェッサーXが車椅子の身になった理由、ヘルメットを被るマグニートーの姿、ミュータントたちの分裂の謎。それらに鮮やかに答えてくれる本作は、若きミュータントたちの青春群像でもある。アメコミの映画化は数多いが、現時点では「X-MEN」が最高峰だと思っている。共に最上級の能力を認め合いながらも決裂せざるをえなかった若者二人の運命をドラマチックに描いた本作を見て、それは確信へと変わった。
【85点】
(原題「X-MEN: FIRST CLASS」)
(アメリカ/マシュー・ヴォーン監督/ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ケヴィン・ベーコン、他)
(ドラマチック度:★★★★★)
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